警備員のためのブログ

警備員指導教育責任者として10数年、現場管理や営業として活躍してまいりました。その知識や経験を皆様と共有出来たらと思います

警備の教育時間

  現任 新任
  基本教育 業務別教育 基本教育 業務別教育
指導教育責任者 同じ種別の資格者は教育はなし 同じ種別の資格者は教育はなし
  (異なる種別の場合一年で業務別6時間以上) (異なる種別は業務別10時間以上 実地は5時間以上)
      (異なる種別かつ経験者は業務別3時間以上 実地2時間以上)
警備員検定一級 同じ種別の資格者は教育はなし 同じ種別の資格者は教育はなし
  (異なる種別の場合一年で業務別6時間以上) (異なる種別は業務別10時間以上 実地は5時間以上)
      (異なる種別かつ経験者は業務別3時間以上 実地2時間以上)
警備員検定二級 同じ種別 一年で(基本+業務別)6時間以上   同じ種別の資格者は教育はなし
  (異なる種別の場合一年で業務別6時間以上) (異なる種別は業務別10時間以上 実地は5時間以上)
      (異なる種別かつ経験者は業務別3時間以上 実地2時間以上)
経験者 一年で(基本+業務別)10時間以上 同じ種別の経験者は7時間以上(基本+業務別)
(過去3年以内に1年以上)     (ただし実地は業務別の2分の1でかつ上限2時間)
      (異なる種別の経験者13時間以上 実地は業務別の2分の1でかつ上限5時間)
なし 一年で(基本+業務別)10時間以上 20時間以上(基本+業務別)
      (ただし実地は業務別の2分の1でかつ上限5時間)
         

警備の資格の取得必要表

今警備会社で約80%1号の施設警備で、約20%2号の交通誘導と雑踏警備で働いています。下記の表は必要度、難易度、講習か試験か、合格率、更新が必要か、講習日数が何日を記載しました。必要度が必要なのは取得した方がいいです。必要度があればいいまでは取得しましょう。 

 

 

  必要度 難易度 講習か試験 合格率 更新 講習(試験)日数
上級救命講習 必要 楽勝 講習 99% 有5年ごと 1日
自衛消防(講習)、防災センター 必要 楽勝 講習 99% 有3年ごと 2日
自衛消防技術(試験) 必要 易しい 試験(筆記+実技) 50% 試験のみ1日
施設2級 必要 筆記(易)実技(普通) 講習+試験(筆記+実技) 60% 2(予備)+2(本)=4日
交通2級 絶対必要 筆記(易)実技(普通) 講習+試験(筆記+実技) 50% 2(予備)+2(本)=4日
指導教育責任者1号 絶対必要 筆記(普通) 講習+試験(筆記) 85% 7日
指導教育責任者2号 絶対必要 筆記(普通) 講習+試験(筆記) 85% 6日(追加は3日)
             
防火・防災管理者 あればいい 楽勝 講習 99% 有5年ごと 2日
雑踏2級 あればいい 筆記(易)実技(普通) 講習+試験(筆記+実技) 60% 2(予備)+2(本)=4日
施設1級 あればいい 筆記(やや易)実技(やや難) 講習+試験(筆記+実技) (2級合格者の)50% 2(予備)+2(本)=4日
             
駐車監視員 あまり必要ない 易しい 講習+試験(筆記) 65% 3日(講習2試験1)
セキュリティープラナー あまり必要ない やや難 講習+試験(筆記) 70% 3日
セキュリティーコンサルタント あまり必要ない 難しい 講習+試験(筆記) 20% 3日

警備員の必要資格3種の神器について

 

警備員の三種の神器(三点セット)について
 
施設警備員が防災センターで働くのに必要な資格①上級救命講習(全国)②自衛消防業務講習(全国)・防災センター要員講習(東京のみ)③自衛消防技術認定(東京のみ)の三種の神器(三点セット)になります。
 
ただし防災センターで勤務しないで普通の施設警備をするだけならば資格は不必要
です。
 
防災センターとして働くために必要な資格が
①上級救命講習(全国)②自衛消防業務講習(全国)・防災センター要員講習(東京のみ)③自衛消防技術認定(東京のみ)、の三種の神器(三点セット)があります。
 
ちなみに②の防災センター要員講習③の自衛消防技術認定は東京都限定の資格になりますので、
東京都以外の全国では①上級救命講習(全国)②自衛消防業務講習(全国)の2点のみにになります。
 
簡単順で①②③の順で取得していきましょう
①と②は講習のみで取得可能③は試験があります
 
どんな業種でもそうですが資格より実務経験のほうが重要ですので、資格を取得しつつ仕事の経験を積んでいきましょう
 
 
 
①上級救命講習(全国)
 

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普通救命(自動体外式除細動器業務従事者)講習の内容(心肺蘇生やAED、異物除去、止血法)に加えて、小児・乳児の心肺蘇生、傷病者管理、外傷の応急手当、搬送法など学ぶ資格
 
いつ? 毎月数十回
期間? 一日8時間で講習が全て終了
どこで? 消防署他
いくら? 2800円
合格率? 100%
有効期限が3年間でその後更新が必要です。
 
※上級救命講習と普通救命講習がありますが、上級救命講習を受講してください。
 
値段も一番安いし毎月何回も講習が開催されているので、一番取得しやすい
資格なので、最初に取得しましょう。
 
②自衛消防業務講習(全国)・防災センター要員講習(東京のみ)
 

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防災センター要員講習とは一定規模以上の建物に勤務する防災センターにおいて消防用設備等の監視や操作等に従事する場合は、火災予防条例第55条の2の3に基づき防災センター技術講習(2日間の講習)を受け、かつ、自衛消防技術認定証(東京都火災予防条例に規定されている試験)を有していることが必要です。
 
自衛消防業務講習とは自衛消防業務講習は、消防法第8条の2の5の規定により、自衛消防組織の設置を要する防火対象物で、自衛消防組織を設置した場合の統括管理者及び本部隊の班長に必要な資格です。
 
東京都では、②自衛消防業務講習(全国)と防災センター要員講習(東京のみ)が申し込むと両方受けることになりますが、その他の全国では、②自衛消防業務講習(全国)のみの受講になります
 
いつ? 毎月数回
期間? 日間講習を行う。1日目を座学、2日目を実技。各都道府県によって日にち
      が違う。終わると終了考査有
どこで? 消防署他
いくら? 35,200円(高い)
合格率? ほぼ100%
両資格とも有効期限が5年間でその後更新が必要です。
 
②自衛消防業務講習(全国)③自衛消防技術認定(東京のみ)とは名前が似ていますが、違う資格です。みんなが言うには、自衛消防の試験をうけるやつ、自衛消防の講習受けるだけでとれるやつと言っています
 
 
③自衛消防技術認定(東京のみ)
 

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東京都火災予防条例第55条の2の3に定める防災センターにおいて監視、操作等の業務に従事する者や東京都火災予防条例第55条の5に定める自衛消防活動の中核となる要員(自衛消防活動中核要員)に自衛消防技術認定証を有する者を充て、必要数を配置することを義務付け、人的面での自主防災の強化が図られています。
 
自衛消防技術認定は東京のみで試験がおこなわれています。
 
いつ? 毎月数回
期間? 試験を行う。午前学科、午後学科の合格者に実技試験
どこで? 秋葉原+立川
いくら? 試験代5400円+交付手数料1700円
合格率? ほぼ50%
有効期限がなく、一度取得すると一生使用できます。
 
この③の資格のみ一度取得すると一生使えますので、頑張って取得しましょう。
 



警備の資格について

施設警備員の資格について警備員には様々な資格があります

 

三種の神器と言われる上級救命講習と防災センター要員講習と自衛消防技術試験があります。

 

その上に警備員検定2級があり、

 

その上に指導教育責任者があります。

 

なお警備員検定1級の試験がありますが、あまり取得する必要がないと思います。もし1級を取得する体力を時間お金があるのなら、指導教育責任者を取得した方がいいと思います。

長く警備員を続けるつもりのなら一生使える資格は書換がないので、積極的に取得したほうがいいですが、有効期限があるものは会社の指示に従って取得しましょう。

 

上級救命講習 5年有効 講習のみ 約2000円

防災センター要員講習(東京都のみ)・自衛消防業務検定(全国) 5年有効 講習のみ 約20000円

自衛消防技術試験(東京都のみ) 一生有効 試験のみ 約5000円

 

警備員検定施設2級 一生有効 試験と講習 約50000円

警備員検定施設1級 一生有効 試験と講習 約50000円 (2級取得後1年の経験がいる)

1号警備員指導教育責任者 一生有効 試験と講習 約80000円 (2級取得後1年の経験か3年の経験)